1971年、パリ。世界各国から若い芸術家たちが参加したビエンナーレを舞台に、中平卓馬は「表現とは何か」を問う実験的なプロジェクトを敢行する。「日付」と「場所」に限定された現実を無差別に記録し、ただちに再びそれを現実へと「循環」させるその試みは、自身の写真の方法論を初めて具現化するものだった。
中平卓馬写真集『サーキュレーション——日付、場所、行為』
発売日 2012年4月下旬
体裁 A5変型判(145 x 209ミリ)、ソフトカバー、ケース入
写真 モノクロ257点
総頁数 320ページ
定価 5,000円+税
ISBN978-4-905254-01-0
ブックデザイン 服部一成
テキスト(和英)
中平卓馬
「写真、一日限りのアクチュアリティ」
「現代芸術の疲弊——第7回パリ 青年ビエンナーレに参加して」
「アフリカから帰る」
八角聡仁
「残滓の光学」