2009年10月9日金曜日

gozoCinéが、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映!

山形国際ドキュメンタリー映画祭で、『キセキgozoCiné』収録の4作品が英語字幕付きで上映されます。吉増剛造氏は同映画祭のコンペティション部門の審査員としても参加。上映日程は、以下のとおり。

10月11日(日)午後2時半~
特集プログラム「シマ/島 漂流する映画たち」の中で「奄美フィルム――ミホさん追悼」が、ソクーロフの「ドルチェーー優しく」と同時上映。上映後にトークあり。

10月12日(月)午後7時20分~
審査員監督作品の上映プログラムの枠で、「まいまいず井戸」「プール平」「熊野、椰(なぎ)の葉、……」が、フランスの女性監督ヌリット・アヴィヴ作品とのカップリングでの上映。

2009年10月6日火曜日

「写真の現在・過去・未来——昭和から今日まで」展に原美樹子が出品

ニューアート展2009「写真の現在・過去・未来——昭和から今日まで」が横浜市民ギャラリーで開催されます。この写真展は、昭和の時代から今日にいたる変遷のなかで、時代を超えて呼応し合う写真の魅力を明らかにしようとするものです。展覧会は、1「昭和の写真」、2「未来に残したいヨコハマの風景」(市民参加プロジェクト)、3「現代の写真表現」という3部構成の展示で、第3部の「現代の写真表現」に原美樹子、池田晶紀、進藤万里子の各氏が参加しています。

写真の現在・過去・未来——昭和から今日まで
会期=2009年10月9日(金)〜10月28日(水)
会場=横浜市民ギャラリー 3階展示室
開館時間=10:00〜18:00
休館日=なし
入館料=500円(18歳未満無料)


また、以下の通り会場内で出品者3人のクロストークがあります。

「現代の写真表現」池田晶紀×進藤万里子×原美樹子
10月11日(日)14:00〜15:00
展覧会入場券が必要(事前申し込みは不用)

2009年9月11日金曜日

清野賀子写真集『至るところで 心を集めよ 立っていよ』刊行

ランドスケープ写真の一つの到達点ともいえる写真集『The Sign of Life』(2002)から7年を経て、写真家・清野賀子の2冊目の写真集がまもなく刊行となります。



清野賀子写真集『至るところで 心を集めよ 立っていよ
発売:2009年9月20日
総頁数:72頁(写真点数=カラー48点)
体裁:タテ173mm×ヨコ259mm、ハードカバー
定価:3,675円(税込)
ISBN:978-4-9901239-7-0
ブックデザイン:服部一成

2003-2009年撮影

エッセイ(和英併記)
清野賀子「至るところで 心を集めよ 立っていよ」

楢橋朝子写真展「近づいては遠ざかる」開催のお知らせ

東京アートミュージアムは安藤忠雄による、天井高7メートル、全面コンクリート壁の空間。その空間を充分に生かしたインスタレーションで、個展としては過去最大規模となる楢橋朝子展が東京アートミュージアム(仙川)で開催されています。



全展示作品51点。2008年から09年にかけて撮影されたカラーの最新作と、写真家として活動を始めた最初期の1989年に発表され、今回20年ぶりに姿を現すモノクロ作品《春は曙》(一部ヴィンテージ)が併せて展示されています。
最新作はすべてカラー。楢橋の代表作である《half awake and half asleep in the water》シリーズの海外ヴァージョンとも言えるパリ郊外、ケルン、韓国の珍島や、台湾の淡水などで撮影された作品に加え、大規模な開発と世界金融市場の混乱で揺れる中東ドバイの都市景観の作品群も魅力を放っています。

楢橋朝子写真展 2009/1989 近づいては遠ざかる
Coming Closer and Getting Further Away
会期=2009年9月5日(土)〜12月27日(日)
会場=東京アートミュージアム(03-3305-8686)
開館時間=平日(11:00〜18:30)/土・日・祝(10:00〜18:30)いずれも入館は18時まで
休館日=祝日を除く火・水
入場料=一般300円/学生(高校生以上)200円/中学生以下100円

また、以下の通りフロアトークがあります。

9月26日(土) +森本美絵(写真家)
10月18日(日) +安藤礼二(文芸評論家)
10月24日(土) +森山大道(写真家)
11月14日(土) +石内都(写真家)
12月12日(土) +前田恭二(読売新聞文化部)

出演=ゲスト+楢橋朝子 司会進行=畑中章宏
入館料+500円(予約不要) 開始時間は各回とも15時より

*12月12日のフロアトークは日程が変更になる可能性がありますので、事前にお確かめ下さい。
*本展の情報は、楢橋朝子のサイトでもご覧いただけます。

2009年9月10日木曜日

金村修、韓国の美術展に参加

韓国・釜山で9月12日から開催される「アート・イン・釜山2009——インター・シティー」(釜山市美術館)に金村修が出展しています。
この展覧会は韓国、日本、中国、台湾から参加する29人が都市をテーマに展示する大規模なイベントで、作品は写真や映像、インスタレーション、絵画、パフォーマンス等、広範囲におよびます。人間とその環境である都市、特に東アジアの都市のなかで、ミクロとマクロ、緊張と調和などの視点から、都市とその中で生きる個人により接近していこうとするプロジェクト。日本からはほかに鯉江真紀子、高橋啓祐、尾仲浩二、大木千波の各氏も参加。

アート・イン・釜山2009——インター・シティー
日時=2009年9月12日(土)〜11月22日(日)
会場=釜山市美術館、韓国

2009年7月7日火曜日

「中国現代美術との出会い」展に楢橋朝子出品

「中国現代美術との出会い」展では、24人の中国作家による1980年代末から現在に至る絵画と写真約60作品に、畠山直哉、石内都、楢橋朝子、オノデラユキら日本の現代写真家11人による40作品が対置される。現代美術においても超大国のパワーあふれる中国の作家たちと、現代日本の写真家たちの表現の間に、本展ではどのような接点や相違点を見出そうとしているのか。

中国現代美術との出会い——日中当代芸術にみる21世紀的未来
会期=2009年7月5日(日)〜2009年9月6日(日) 月曜休館(ただし7/20は開館で7/21休)
会場=栃木県立美術館

2009年6月18日木曜日

金村修×吉野英理香トークイベント

金村修の書き下ろしエッセイ集『漸進快楽写真家』(同友館)発売を記念してトークイベントが以下のとおり開催されます。同書は、「インディペンデントな仕事と生き方の発見ノート」と副題された、クリエーターになるノウハウ本シリーズの一冊として刊行されてはいますが、作家の自叙伝的な記述の端々に金村修の写真論、映画論、哲学的思考があふれています。ちなみに、タイトルは、アラン・ロブ=グリエの映画「快楽の漸進的横滑り」からとのこと。



金村修×吉野英理香トークイベント
引き返せない場所に行く
2009年7月4日(土)18:30〜20:30
青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
定員=120名 要予約
入場料=700円 
お問い合わせ先=03-5485-5511

2009年6月10日水曜日

豊原康久展会期中に、金村修とトーク

Third District Gallery(新宿)で2009年6月9日から開催されている豊原康久「Street Photographs」展の会場で、以下のとおりトークイヴェントが開催されます。

ティーチイン! 豊原康久×金村修
日時=2009年6月19日(金)19:00〜
会場=サードディストリクトギャラリー
定員=30名
参加費=1,000円 要予約(電話03-5269-5230)

2009年5月28日木曜日

吉増剛造×林浩平×柳澤紀子トークショー

静岡県立美術館でひらかれる「柳澤紀子展 水邊の庭」の関連企画として下記のトークショーが催されます。その際、柳澤氏のために制作した未公開のgozoCinéが上映される予定です。

スペシャルトーク
吉増剛造(詩人)×林浩平(詩人)×柳澤紀子(美術家)
日時=2009年6月7日(日) 14:00〜15:30
会場=静岡県立美術館講堂
(申し込み不要、特別展観覧券が必要、先着250名まで)
お問い合わせ先=054-263-5857(静岡県立美術館学芸課)

2009年5月18日月曜日

楢橋朝子「フニクリフニクラ」

写真展「フニクリフニクラ」が2009年5月28日からPort Gallery T(大阪市)で催されます。2003年に蒼穹舎から刊行された作家初のカラー写真集『フニクリフニクラ』から本展のためにセレクションされた作品を小型プリントで展示。

楢橋朝子「フニクリフニクラ」
会期=2009年5月28日(木)〜6月13日(土) 日休
会場=Port Gallery T
開廊時間=12:00〜19:00(土曜18:00まで)
入場無料

初日には作家によるトークイベントも開催されます。

楢橋朝子トークイベント「対話02」
日時=2009年5月28日(木)19:10〜20:40
会場=Port Gallery T(電話06-6185-3412)
参加費=1,000円 要予約

吉増剛造展「光の棘」

吉増剛造展「光の棘」が2009年5月25日から名古屋の中京大学学内ギャラリーで催されます。『表紙 omote-gami』の写真と『キセキ』の映像を中心に、銅板に文字を打刻したオブジェ、ポラロイド日記、原稿用紙の余白まで文字で埋め尽くされた手書きメモなど多数が出品されるとのこと。詩作にとどまらず、さまざまなメディアを通して、言語とイメージについての苛烈な問いを発し続ける詩人・吉増剛造の世界が多面的に紹介されます。展覧会の詳細、『キセキ——gozoCiné』からの上映内容については、直接会場までお問い合わせください。


吉増剛造展「光の棘」
会期=2009年5月25日(月)〜6月20日(土) 日休
会場=中京大学 アートギャラリー C・スクエア
開館時間=9:00〜17:30
入場無料

また、展覧会に関連して以下のふたつのトークイベントが開催されます。
いずれも入場無料、予約不要、会場はC・スクエア内を予定

吉増剛造×港千尋(写真家)
日時=5月30日(土)14:30〜15:30
対談終了後アーティスト・レセプション(〜17:00)

吉増剛造×倉石信乃(批評家)
日時=6月13日(土)15:00〜16:30

2009年4月30日木曜日

今福龍太×吉増剛造トークショー

gozoCiné《まいまいず井戸》の最初の上映は、2006年7月青山ブックセンターでの今福龍太・吉増剛造両氏の対話集刊行のイヴェントでのことでした。その同じ場所で、今度は今福氏の新刊『身体としての書物』をめぐって、二人の対話が続きます。新作gozoCinéの上映も予定されているとのこと。

今福龍太×吉増剛造トークショー
「書物の影(ヴィジョン)に触れる」
2009年5月9日(土)18:00〜20:00
青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
定員=100名 要予約 
入場料=500円
お問い合わせ先=03-5485-5511
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200905/200959.html

2009年4月28日火曜日

金村修個展「China White」

2009年5月8日からツァイト・フォト・サロン(東京・京橋)で「China White」と題する個展が開催されます。「China White」は2008年に北京で撮影された新シリーズで、金村が中国を撮影地に選ぶのは2005年の「Chinese Rocks」に続き2回目になります。

金村修「China White」
2009年5月8日(金)~6月3日(水) 日・月・祝日休廊
開廊時間:10:30~18:30(土~17:30)
入場無料

2009年4月22日水曜日

清野賀子、『真夜中』に新作掲載

35ミリフィルムで撮影した清野賀子の新作とエッセイが、2009年4月22日発売の『真夜中』第5号(2009 Early Summer、リトルモア刊)に掲載されました。同誌での掲載は以下の写真を含む4点のみですが、「至るところで 心を集めよ 立っていよ」と題されたこのシリーズによる写真集を準備中。オシリスで近々刊行予定です。

2009年4月20日月曜日

吉増剛造インタヴュー、『映画芸術』に掲載

『映画芸術』427号(2009年4月30日発売)に、映像作家・金子遊氏によるロング・インタヴューが掲載されます。gozoCinéの背後にあるさまざまなエピソードや、作家と映画の長きにわたる触れあいが語られている必読インタヴュー。すでに『映画芸術』のネット上では、誌面で掲載しきれなかった部分が公開されていますので、本誌と併せてご一読を。

http://eigageijutsu.com/article/117170192.html

2009年4月13日月曜日

吉増剛造インタヴュー、『朝日新聞』に掲載

『朝日新聞』4月11日(土)夕刊の文化面で、インタヴューをもとにした『キセキ――gozoCiné』の記事が掲載されました。asahi.comにも全文掲載。

http://book.asahi.com/news/TKY200904110138.html

2009年4月11日土曜日

金村修『German Suplex』のSpecial Editionネット販売開始

タブロイド版写真集『German Suplex』のオリジナルプリント付Special Editionの販売を、オシリスのサイトで開始いたしました。詳しくはこちらをご覧下さい。30部限定(2作品各15)で、昨年11月にパリフォトで先行発売。現在、ケルン、ニューヨークでも販売中の限定商品につき、ご注文はお早めに。

2009年4月10日金曜日

新作gozoCiné上映+レクチャーのお知らせ

フランス、ブルターニュ地方カルナックの巨石群、イェイツのアイルランド……、欧州への旅を終えたばかりの吉増剛造による新作gozoCiné上映とレクチャーがあります。朝日カルチャーセンター主催の講座ですので、受講ご希望の方は事前の手続きが必要です。詳細は朝日カルチャーセンター(新宿教室)に直接お問い合わせ下さい。

「恐山、カルナック、アイルランド」 講師=吉増剛造
2009年4月25日(土)18:30〜20:00
新宿住友ビル7階 朝日カルチャーセンター 電話03-3344-1998

2009年4月9日木曜日

安村崇、倉敷で新作展示

「Artist Meets Kurashiki Vol. 4: Kurashiki Photographs」
2009年4月14日(火)〜5月17日(日) 月曜休館
大原美術館新作展示棟

倉敷を本拠地とするフリーペーパー『Kurash Japan』は、森山大道、安村崇、長島有里枝、池田理寛、ローランド・ハーゲンバーグの5人の写真家を倉敷に招待し撮影を依頼。それぞれの視点から現地で撮影された写真は、最新刊の『Kurash Japan』Spring & Summer Issue 2009に「Kurashiki Photographs」として特集されています。安村崇は「環境」と題して以下掲載の2点を含む12点を発表、相変わらずのストイックさで、倉敷の街の細部を切り取って作品化しています。さらに、フリーペーパーと美術館のコラボレーションにより、同誌に掲載されたすべての作品による展覧会が間もなく開催されるとのことです。